平成19年2月14日
株式会社 東京印書館
製版部
Windows Vistaに関する対応
MS Windows Vista発売に伴い、搭載フォントがJIS2004に準拠
MS Windows Vista発売に伴い、搭載フォントがJIS2004に準拠した形になりました。弊社なりの対応と現在までに判明している事項について報告いたします。
電算写植(CTS)
弊社電算写植部門では書籍・事典等の組版を行っています。ご存知のように以前より略字で入稿したものでも、弊社独自のISコードに変換する際に正字(印刷標準字体)に置き換えて出校、印刷していました。
資料には122文字の字体変更になっているとありますが、弊社での置き換えではその内の84文字を変換していました。これは弊社写植担当と御社のご担当者の間で長年のやり取りの上で決定したものです。今後も基本的には現在の仕様を継続し、必要に迫られた場合にご相談の上、他の字体は対応したいと考えています。
Mac DTP
Mac DTPに関しては2種類の入稿形態が考えられます。
1.レイアウトデータが組みあがった状態で弊社に入稿した場合
この場合は既にMacでの書体になっていますので双方で出力したものに違いは生じません。
2.テキストデータを頂いて、弊社で流し込む場合
この場合は御社と著者(ライター)様の関係と同様に非常に注意が必要です。
現時点では完全な回避方法はないといっても過言ではありません。
字体変更の文字に関しては今まで通り略字で出力されるものを基本として、正字に変更するものは別途ご指示を頂く形で進めたいと思います。
また、追加された文字に関してですが、テキスト形式(シフト-JIS)に変換した時点で「?」に変わってしまいます。これらはシフトJISコードに割り当てがなくunicodeのみです。よってテキストで入稿する際には充分にご注意ください。
テキスト入稿されたものは「?」の検索をお勧めします。
テキスト形式でもunicodeエンコーディングの保存ができますが、レイアウトソフトの対応状況を見ても完全ではなく、不測な事故を招きかねないことを考え、いままで通りシフトJISを標準とさせていただきます。(QuarkXPressはunicode不可)
トラブルにならない為の回避方法等をいくつか上げさせていただきます。
1.Mac DTPのように、作成したOSのバージョンを記入して入稿して頂く。
2.暫くの間、Vista使用の著者様にはJIS90対応のVer.2.5フォントを使用して頂く。
(2月13日現在MSよりダウンロード可能)
3.日本語入力ソフトMS IMEにて変換文字制限をJIS90のみの設定にした状態で使用して頂く。
4.MS-WORDで追加文字を使用して作成し、テキストに変換する際、以下のような警告が出ます。(WORD2003以上)
この時点で対応ができれば良いかと思います。
また弊社での実験ではWindows Vistaで今回追加文字をWORDで入力して保存したデータをWindowsXPのWORDで開いてもエラーは出ないのですが、下のように
サイズが小さく表示されました。
XP環境では入力できませんが文字情報としては持っているようで、表示できる文字もあるようです。(2000JISで3685漢字が追加、2004JISでさらに10漢字追加、都合3695漢字)
現在では2004JISに対応したDTP用フォントがありませんが、モリサワよりメイリオ準拠のTrueTypeフォントが2007年6月末に発売予定になっています。
このフォントではVistaで打たれた文字を変換することなく出力できるようです。
一方フォントワークスからはAdobeJapan仕様に準拠した形を崩さない方針を出しています。よって2004JISを出力するためには略字で組んだ後、異体字変換をするか、舞字形というInDesignプラグインソフトを利用して2004JISに一括変換することになります。
ダイナコムウェアでは2004JIS対応180書体を開発中です。
他のフォントメーカーからは現在発表されていません。
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