うるわしき薔薇 —ルドゥーテ『バラ図譜』を中心に

主催:群馬県立近代美術館

執筆:佐藤聖子(群馬県立近代美術館)
デザイン・制作:erA

発行:群馬県立近代美術館
発行日:2022/7/9

判型:B5縦変型判(260×190mm)
頁数:144p
製版・印刷:プロセス4C、スミ、表紙はマットニス
用紙:ニューVマット、b7ナチュラル、MTA+-FS
製本:あじろ綴じ並製本

今回は群馬県立近代美術館にて開催中の展覧会「うるわしき薔薇—ルドゥーテ『バラ図譜』を中心に」の図録をご紹介いたします。

ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ(1759~1840)はパリで彫版法と多色刷りの技法を学んだ後、王妃マリー・アントワネット、次いでナポレオン后妃ジョゼフィーヌの植物画家として活躍し、多くの植物図譜を世に出しました。

その画業のなかでも169種のバラを全て自身で描き、1817年から1824年にかけて銅版多色刷りにより出版した『バラ図譜』全3巻はルドゥーテの代表作であり、史上最も美しい植物図譜のひとつに数えられます。この展覧会は『バラ図譜』より選び出された約120点を中心として、植物図譜をみる愉しみと、育て愛でる花としてのバラの魅力を紹介する展覧会です。

さらに、日本のボタニカル・アートの先駆者のひとりである二口喜雄氏が手がけた『ばら花譜』(平凡社、1983年)の原画素描や、写真家石内都氏が独自のまなざしでバラを撮った《Naked Rose》シリーズを合わせて紹介し、時代を超えて人々の心をとらえる「花の女王」の人気の秘密に迫るものです。

この展覧会は2022年8月28日(日)まで、群馬県立近代美術館にて開催中です。しばし日常から離れ、美しいバラの世界に耽溺しに、ぜひ本展覧会を訪れてみてください。

担当プリンティングディレクターより

細野 仁

色見本に忠実に、バラのピンクは黄色味をおさえ、葉の色の濃淡はナチュラルになるように留意いたしました。また極端にコントラストをつけず立体感を出すように製版、印刷しています。

うるわしき薔薇-ルドゥーテ『バラ図譜』を中心に – 群馬県立近代美術館

ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ(1759~1840)はパリで彫版法と多色刷りの技法を学んだ後、王妃マリー・アントワネット、次いでナポレオン后妃ジョゼフィーヌの植物画家として活躍し、多くの植物図譜を世に出しました。その画業のなかでも169点のバラを全て自身で描き、1817年から1824年にかけて銅版多色刷りにより出版した『バラ図譜』はルドゥーテの代表作であり、史上最も美しい植物図譜のひとつに数…