がんと闘う戦士の物語 私の血液と病気についての研究と観察

著者:坂田裕奈

医療監修:磯田健志(東京医科歯科大学病院 小児科主治医)
イラストレーション:緒方和花 加藤悠夏 酒井有紗 馬希慧
デザイン・レイアウト:伊藤五月 西崎小夏 原田真生 吉田梨花
アートディレクション:天野誠(長岡造形大学/MAGIC BEANS)
プロデュース:池田享史(長岡造形大学/design service)
協力:長岡造形大学
キャラクター原案・写真:坂田裕奈

発行日:2022/2/7
発行:Make-A-Wish Japan
判型:A5縦判(210×148mm)
頁数:64頁
用紙:b7トラネクスト、北越アートポスト、A2マットコート
製版・印刷:本文、カバーはプロセス4C(カバーはグロスPP加工)、表紙は特色1C(特ピンク)
製本:あじろ綴じ並製製本

坂田裕奈さん著の「がんと闘う戦士の物語 私の血液と病気についての研究と観察」をご紹介いたします。

坂田裕奈さんは、小学5年生の夏に血液の「がん」骨髄異形形成症候群になりました。彼女は「がん」という病気になり、それまでの「当たり前」の生活ができなくなりました。そのような状況の中で、入院中に知り、学び、感じたことを記録すること、自分の病気についてもっと詳しく知りたいと感じ、調べてみようと思ったそうです。

この本は、彼女が「自分が書いた闘病研究を本にしたい」という夢を、Make-A-Wish Japanと長岡造形大学の先生方や学生の皆さんがお手伝いし、彼女が闘病中に記録したり、自分で調べたりして約3か月間かけて制作したレポートに基づいて出来上がりました。

病気や治療方法、血球の仕組みなどについて、イラストでわかりやすく解説されており、100日以上におよぶ闘病生活の記録は、ご家族の撮影によるプライベートショットで日々克明に記録され、裕奈さんの日記とともに紹介されています。

抗がん剤の影響でとてもつらそうだったり、髪の毛が抜けてしまったり、移植がうまくいかず絶望的な気持ちになったり、正直読んでいると目を背けたくなるような過酷な姿もあります。

ですが、入院中もお店を開いたり、ドレスを着てパーティーをしたり、その時々を楽しんでもいます。毎日の日記でも、つらかったこと、落ち込んだこと、嬉しかったこと、楽しかったこと…を淡々と綴っており、悲壮感はありません。

一般的なカメラで撮影されたプライベート写真ということもあり、全体的に暗めの画像が多かったのですが、前向きな裕奈さんの姿が伝わるように努めて明るく変換作業を行い、製版、印刷いたしました。

「当たり前」のことに憧れ、「もっと生きたい」と願う子どもたちの力になりたいと思ったら、骨髄ドナー登録、献血にぜひ行ってみてください。裕奈さんの想いが、たくさんの皆さんの心に届く一冊です。こちらの書籍については、裕奈さんのサイト「もんなとりえ」のお問合せフォームよりお問合せください。

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