西洋美術史 美術出版ライブラリー 歴史編

監修:秋山聰、田中正之

発行:カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 美術出版社書籍編集部
発行日:2021/12/20

判型:B5縦判(257×182mm)
頁数:432p
製版・印刷:プロセス4C、スミ、プロセス4C+特銀、特色1C(特黄)ベタ+スミ、特色1C(特紺)ベタダブル、カバーはグロスPP加工
用紙:b7トラネクスト、サンカード+
製本:無線綴じPUR製本

今回ご紹介するのは、2021刊行、秋山聰氏・田中正之氏監修の『西洋美術史 美術出版ライブラリー 歴史編』です。

古代から現代アートまで、通史とポイントがすぐに分かる、「西洋美術史」の決定版が登場!第一線の研究者による、 最新の西洋美術史!

古代から20世紀後半まで、全11章で構成されており、700点以上の豊富なビジュアルとともに、オールカラーで分かりやすく読みやすい、西洋美術を学ぶ人やさらに知識を深めたい人に最良の一冊です。

執筆者は第一線で活躍する研究者11名。最新の視点から、いま私たちが学ぶべきポイントを、分かりやすく解説します。

高階秀爾氏推薦!

美術とは一面、美の技術である。そのことは建築を見ればよくわかる。神に献げられたゴシック聖堂は、同時に土木工事や石組の技術の成果である。そのことは彫刻や絵画においても変わらない。端整な聖母像も、風景画や静物画も、画家の技術に支えられていなければ生まれない。

西洋美術史の豊かな案内書である本書も、執筆者の徹底した知的探求の成果に裏付けられているからこそ、充分に信頼のおけるものとなっている。ぜひ机上に備えておきたい。

ー高階秀爾氏(大原美術館館長、東京大学名誉教授)美術出版社HPより

圧倒的な歴史のボリュームをこの1冊で学べるよう、重要項目が見開きごとに掲載されており、そのポイントがひと目でわかる構成です。どの頁からも読み始められるレイアウトで、これから美術を学ぶ人にも、さらに知識を深めたい人にも使いやすい内容。ぜひご覧ください。

担当プリンティングディレクターより

片山 雅之

撮影状況の異なる多数の画像の整合性をとるため、洋書などの色見本に合わせつつ、全体的に明るいトーンに調整しています。特に図版の再現性と見やすさには細心の注意を払い、暗部はつぶれないように階調を出しました。

また入稿画像のなかには、海外のCMYKデータが多数存在しており、そのままでは日本での印刷環境に適さないため、一旦RGBデータに変換したのち、東京印書館独自の変換プロファイルでCMYKに変換。色彩を鮮やかにし、暗部のディテールも再現しています。

執筆:芳賀満、芳賀京子、奈良澤由美、加藤磨珠枝、武田一文、高晟埈、木俣元一、京谷啓徳、秋山聰、宮下規久朗、尾関幸、喜多埼親、天野知香、田中正之、井口壽乃、瀧良介
アートディレクション:中村圭介(ナカムラグラフ)
デザイン:鈴木茉弓+堀内宏臣(ナカムラグラフ)、吉﨑梢(美術出版デザインセンター)
編集:保田美樹子+中村友代+山下桜+名塚雅枝+滝澤麻衣(美術出版社)
編集協力:瀧良介、大森みつこ、唐詩
校正:聚珍社
イラストレーション制作:ジェイ・マップ(地図)、シーティエステーマ東京(図面)