丸紅ギャラリー開館記念展Ⅱ 「美」の追求と継承—丸紅コレクションきもの

監修:杉浦勉、丸塚花奈子

発行:丸紅株式会社
発行日:2022/6

判型:A4縦変型判(280×223mm)
頁数:144p
製版・印刷:プロセス4C、スミ、特色1C(特銀)、表紙、見返しはグロスニス
用紙:b7トラネクスト、b7ナチュラル、ヴァンヌーボVG スノーホワイト
製本:無線綴じPUR製本

今回は、丸紅ギャラリーにて2022年8月1日(月)まで開催の「『美』の追求と継承—丸紅コレクションきもの」展図録をご紹介いたします。

丸紅ギャラリー開館記念展の第2回を飾る〈「美」の追求と継承—丸紅コレクションきもの〉と題したこの展覧会では、丸紅コレクションの三本柱の一つである染織品コレクションの中から厳選した44点が、各テーマに合わせ、前期と後期に分けて22点ずつ展示されます。

近江麻布の持ち下り業(商品携帯出張卸業)にはじまり、染呉服商として事業を拡大してきた丸紅では、戦前、時代に左右されない「美」を持った商品づくりの一環として、古い染織品に備わる「美」に注目し、染色技術や意匠の研究のために蒐集をはじめました。

展示作品を通じて、戦前の丸紅商店がどのような意図とどのような審美眼を持ってコレクション蒐集にあたったか、作り手たちの「美」への探求心に迫るとともに、丸紅グループがこれらを未来につなぐための新たな視点と研究成果も紹介されます。

図録の印刷に際しては、弊社のプリンティングディレクターが撮影に3日間立ち会い、カメラマンにその場で明るさや色のバランスを調整をお願いしたり、カラーセレクターを用い染織品の色調を都度チェックして、印刷に最適な撮影を行っています。

また撮影時に現物も拝見できましたので、製版の際に現物と差異のないよう、特に時代のあるものなので新品のように綺麗にしすぎないなど配慮して、製版、印刷いたしました。

この展覧会は、前期は2022年6月7日(火)~7月2日(土)、後期は7月4日(月)~8月1日(月)まで、丸紅ギャラリーで開催中です。日本伝統の染織品の魅力が堪能できる本展にぜひお運びいただき、本図録もお求めいただければ幸いです。

編集:深田悠
製作:茂木光治(アルボリート)
翻訳:杉浦勉、野溝友美、Jane Hommerding、山内由紀子
デザイン:馬面俊之(馬面デザイン室)
撮影:タケミアートフォトス

展覧会|Marubeni Gallery 丸紅ギャラリー

丸紅ギャラリー 2021年11月 開廊