日本酒ができるまで

構成・文:宮崎祥子
写真:白松清之

発行:岩崎書店
発行日:2022/3/31

判型:A4縦変型判(280×240mm)
頁数:48頁
用紙:ユーライト、A2コート
製版・印刷:プロセス4C
製本:糸かがり上製本

今回は「すがたをかえる たべものしゃしんえほん」シリーズの「日本酒ができるまで」を、担当営業桝川よりご紹介いたします。

飲み放題大~好き。エタノールが含まれてさえいればなんでもOKの「質より量」のYouTuber桝川です。しかし今回は思いました。日本人として、神聖な気持ちで日本酒が飲みたい!それもじっくり全身で味わいながら…

この写真絵本は川越の小江戸鏡山酒造さんのご協力で、職人さんたちが日本人の魂・お米に真剣かつ丁寧に向き合いながら日本酒をつくる姿が豊富な写真で紹介されています。


印刷上、刻々と微妙に色を変えていくお米の表情、微生物が出す泡のディテールや、原酒の色と完成品の澄んだ色味の差などを特に念入りに表現しました。

ところで身の回りに「日本酒はちょっと」っていう人がいませんか?実は自分も数あるお酒の中からそんなに積極的に日本酒を飲むタイプではありませんでした。理由は「飲みすぎると翌朝がね…」とか「重たくてあまりたくさん飲めなくて」とか…

いやいやいや!お酒はガバガバ量を飲むもんじゃないですって!
それぞれの民族の土地と歴史に深く根差した穀物と微生物からの贈り物を、先祖の霊と対話しながらしみじみたしなむもんです!と、今までの自分の飲み方全否定ですが、これを機に改めて日本酒というものと姿勢を正して向き合ってみたいと思います。この本を傍らにおいて。


ここからは呑み師桝川からの4つのアドバイス。

その1:これからチャレンジって方はやはり大吟醸がよいでしょう。フルーティーで米のワインって感じです。

その2:日本酒のおつまみは脂肪分の多いものは避けたほうが良いですよ。動物性(特に獣肉系)蛋白質も自分は避けています。漬物や魚介がベター。

その3:日本酒は意外とのどが渇く。ある程度飲んだら間に水を飲んで飲みすぎを避け、酔いをいったんリセットするのが古来の知恵。

その4:そうそう未成年のキミは二十歳になるまでもう少し待ってくれ。そして最初の一杯はできればご両親と。いい時間が過ごせるはず!

まだ未成年のお子様たちは、甘酒や酒かす入りのカステラを美味しくいただきながら、ぜひこの写真絵本をお楽しみください!

協力:小江戸鏡山酒造(kagamiyama.jp)
写真協力:PIXTA、Shutterstock
デザイン:椎名麻美

「鏡山」小江戸川越が誇る幻の銘酒|小江戸鏡山酒造株式会社

川越で作った米と水だけを使る川越唯一の酒蔵。少量生産・品質第一で伝統ある地酒「鏡山」を復刻し、生産・販売しております。小江戸川越が誇る酒蔵。