小池潤写真集 「市民の休日」

撮影・編集・デザイン:小池潤
モノクロプリント作成:小池潤
プリント制作デスク:原田宏志(写真弘社)

発行年:2020年
判型:B5横判(182×257mm)
頁数:112頁
用紙:ニューVマット
製版・印刷:本文は特スミ(スーパーブラック)+特グレー+絵柄ベタニス、表紙は特スミ(スーパーブラック)+特グレーにグロスPP加工
製本:糸かがり上製本

写真家・小池潤さんの写真集「市民の休日」をご紹介いたします。以下、担当営業桝川からご紹介させていただきます。

家族にも同僚にも今のところバレていない秘密のYOUTUBER・桝川です。

ところで、突然知らない人から「写真撮らせてください」と言われたら皆さんはどういう顔をしますか?いや、それ以前に行きずりの人の顔を撮るというのは今どきはなかなか難しいかもしれないですね。最近聞いたのは某有名写真家が、公園で遊ぶ子供をなにげなく撮ろうとしたら、子供(小学校低学年くらいの)が「あ、僕顔出しNGなんで」って拒否したって話。

まあ昔がおおらかだったということでしょう。知らない人だろうが何だろうがカメラを向けられると「わー!撮って撮って」とだれでもピースする時代があったというこ。本書の写真が撮られたのはおもに平成初期なので、まだまだそういう時代背景があったにしても、写っている人々の笑顔がなんとリラックスしきっていることか。これは「人に警戒心を起こさせない」という写真家として最強の武器を持った小池潤氏の戦果でありましょう。

特に少し恥じらいながらも楽し気な表紙の女の子2名との撮影挿話やエピソードに漂うユーモアとペーソスに(原文参照)、平成という時代に生きた桝川自身の青春のほろ苦い思い出も重なります。

そして師匠である土田ヒロミ氏のワークショップでのユニークな教え。

原宿駅の女装おじさん、(私も何度も見かけた有名人なのであるが)一般にあまり積極的に関わりたくない種類のお方ではあるが、しかし写真家・土田先生の前ではそれは人間観察のアンテナに激反応する興味爆発の対象でしかない。いきなり走り寄って拉致し本人の抗議を無視して撮らせまくり、そして女装おじさんもだんだん気分が乗ってきてしまうやりとりが腹を抱えるほどおかしい。

この女装おじさんと先の女の子二人のくだりは私の駄文などより、ぜひ小池氏の原文でお読みいただきたく画像にしました。

・・・わが畏友・小池潤氏が平成初期に休日の街角で出会った人々との刹那の邂逅。そして当時の風俗や時代の気分などが克明に記録されたこの写真集。全体を通して小池さん独特の撮影対象者への愛情が伝わるように、スーパーブラックと特グレーのダブルトーンで諧調を出し柔らかく表現、印刷できたと自負しています。

まちがいなく、このジャンルにおいて末永く人々に愛される作品になることでしょう。こちらの写真集の購入をご希望の方は、弊社営業桝川までお気軽にお問合せください。

桝川です!こちらの写真集購入をご希望の方は、下記連絡先までお気軽にお問合せください!

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