kakimori concept book  カキモリ コンセプト ブック

Product design:Makoto Koizumi(Ink bottle/Nib holder/Pen rest)
Yuto Yamazaki(Metal nib)

Ink naming:Naoko Watanabe
Photography:Shoji Onuma(excluding optional finishes)
Copywriting:Makiko Isaka
Translation:Ben Davis,Haruko Watanabe
Art direction/graphic design:Hiroaki Seki

判型:B5横判(182×257mm)
頁数:20頁
用紙:ミセスB-F ホワイト、地券紙
製版・印刷:プロセス4C、箔押し
製本:中綴じ

文具ブランド「カキモリ」のコンセプトブックををご紹介いたします。
弊社一熱い営業担当、桝川よりご紹介させていただきます。

夜の校舎窓ガラス壊す勇気がなかったYouTuber桝川です。今回お手伝いしたのは代表・広瀬琢磨さんが「たのしく、書く人。」をテーマに作ったブランド「カキモリ」のコンセプトブック。

商品のカタログとして実物見本にあわせてペンの木肌やインキのカラーサンプルを忠実に再現しているのは当然のこと、むしろメインは「書く」風景。

ミセスBF-ホワイトという品のあるナチュラルなファンシーペーパーに、UV印刷でコクのある深みと奥行きを表現し、こだわりのインキとつけペンで書く(描く)この上なくぜいたくで豊かな時間がそこにはあります。またプリンティングディレクターは1点1点の写真のクオリティを維持し、作品写真集的な仕上がりを目指しました。

スマホでラインの時代に、ペン先にインキを浸して、カスレやにじみをも楽しみながら字を書くというのはむしろ新鮮な楽しみなのかもしれません。・・・桝川もそんな大人になりたかったんですが、知命を過ぎてもミミズののたくったような字でして、恥ずかしい限りです。

学生時代の友人に典型的なプレイボーイがいまして、そいつの取り柄がほれぼれするほど端正な「字」。その字でラブレターを乱発すると女の子はころころ靡いちゃうんですね。悔しかった・・・それ以来「字と人格は関係ない」というのが僕の持論です。

そう、字のうまい下手は関係ない、字を書くということに楽しさを感じられればそれでいいんですよね?

カキモリさんお願い、そうだと言って・・・。

桝川の願いはさておき、カキモリ様の万年筆やインクなどへの偏愛が詰まった素敵なコンセプトブックです。インクの名前一つとっても、例えば「とろり」はあったかいオムレツにサッとナイフを入れた瞬間のような、わくわくした気持ちをいつまでも味わえる色、というようにネーミングがハイセンスです。ぜひ隅々までご覧いただきたいです。

たのしく、書く人。カキモリ

東京・蔵前にある「たのしく、書く人。」のための文具店。お好みで作るオーダーノートやオーダーインク。愛着の湧く、古びない文具セレクション。自分のために、大切な誰かのために「書く」楽しみをご提供します。海外発送可。