夏の風物詩のひとつに幽霊とか妖怪が登場する『怪談』。今回ご紹介する本は弊社で新規に製版させていただいた作品、岩崎書店様から発刊している怪談えほんシリーズ第3弾の「いるのいないの」です。この作品は幽霊とか妖怪は登場しないけれども大人が読んでも怖い絵本になっています。読めば読むほど怖さがじわじわと増すように感じます。内容が分かっていてて怖いのに何度も何度も怖い物みたさで見てしまう絵本です。 この雰囲気と絵に完全に引き込まれました。そのなかで町田さんの描く猫のちょっとした仕草が自然で堪らなく愛おしい…京極夏彦さんと町田尚子さんの組み合わせは最恐です。