中村武弘写真集 海

著:中村武弘

編集:高橋佐智子
ブックデザイン:富澤祐次

発行日:2022/10/21

判型:B5横変型判(170×257mm)
頁数:96p
製版・印刷:プロセス4C、スミ、カバーはグロスPP加工
用紙:雷鳥ダルアートCOC、エースボール、OKトップコート+
製本:無線綴じPUR製本

今回ご紹介するのは、海洋写真家・中村武弘氏の写真集『海』です。

「海」をイメージするとき、どんな光景を思い浮かべるでしょうか。海の中の風景でしょうか、それとも広がる大海原でしょうか。人によって思い浮かべる海はさまざまだと思います。

海面の下に広がる海中と海面の上に広がる海上では、大きく環境の異なる世界であり、多くの表情を持つのが海の魅力です。本展では海中から海上のみならず、二つの世界を繋ぐ半水面、上空から望む海、そして、海を支える大切な環境である磯・干潟など、さまざまな角度から見た海を紹介します。

空飛ぶ生き物や海面に咲く数ミリの花、海で起こった砂嵐、泥の上を歩く魚など、想像する海とは少し違うかもしれません。海の生き物の不思議な生態や面白い姿、可愛い表情、貴重な瞬間をご覧いただき、海と海で暮らす生き物たちについて、「凄い」「面白い」と思っていただければ幸いです。

ー中村武弘 フジフィルム スクエア HPより

中村武弘氏は海洋写真家。1979年、東京生まれ。幼少期より海や自然に触れて育ちます。海中から海上までの自然を被写体とし、海を幅広く撮影。誰でも行ける身近な海の環境に惹かれ、磯や干潟、マングローブ林の干潟は長年のテーマとしています。また、水族館や船なども撮影し、ヘリコプターやセスナからの空撮も得意とされています。

主な著書に「いその なかまたち」(ポプラ社)、「しぜん ひがた」「しぜん たこ」(フレーベル館)、「沖縄美ら海水族館100」(講談社)、「干潟生物観察図鑑」(共著・誠文堂新光社)など共著を含め10冊以上の本を出版。子ども向け生物図鑑などにも多くの写真を提供しています。

この写真集では、海中、海面、空など様々な角度から撮影した、海の生き物や海そのものの表情を楽しむことができます。海面を飛ぶトビイカとそれを狙ってはばたくカツオドリ、ムツゴロウの縄張り争い、水管から潮を吹くアサリなど面白い生物の生態や、海面に浮かぶギンカクラゲ、コバンザメを連れて泳ぐアオウミガメなどあまり目にすることのできない海中の生き物の姿、赤潮の海中や迫り来る前線の影響を受けた不思議な海の景色など…

中村氏の撮影したこれらの海は、実に種々に富み、さまざまな魅力を伝えてくれます。海と生き物を愛し、そのテーマにひたむきに向き合ってきた中村氏でなければ撮ることができない写真です。この写真集は中村武弘氏のHPから購入できます。また写真展は、フジフィルムスクエアにて11月3日(木・祝)まで開催されていますので、ぜひご覧ください。

中村武弘 写真集「海」(直筆サイン入り) | Takehiro Nakamura Online Shop powered by BASE

中村武弘 写真集「海」(直筆サイン入り) 2022年10月21日発売 《※700部限定》 海洋写真家 中村武弘による初めての写真集です。 15年以上に渡り日本や海外で撮影してきたさまざまな海を一冊にまとめました。 海中から海上の生き物や風景、海中と海上を同時に写した半水面、上空から望む海、海を支える大切な環境である磯や干潟、マングローブ干潟など、海中に留まらない海を幅広く紹介します。 …

中村武弘写真展「海」 | 写真展・ フジフイルム スクエア(FUJIFILM SQUARE)

生き生きと描き出される不思議な世界フジフイルム スクエア 企画写真展 2022年10月21日(金)~11月3日(木・祝)(最終日は16:00まで) FUJIFILM PHOTO SALON Space2 SHARE 見どころ 海中だけでなく、海を取り巻く環境を含めて向き合ってきた中村氏だからこそとらえることのできたさまざまな海の表情を紹介 …