別冊太陽 「渡辺省亭 花鳥画の絢爛」

編集:竹内清乃 菅原悠
デザイン:鷹觜麻衣子
地図:駿高泰子
撮影:大屋孝雄 宮島径
校閲:栗原功

発行日:2022/2/25
発行元:平凡社
判型:A4縦変型判(290×220mm)
頁数:152頁
用紙:雷鳥マットコートZ、ブランシュ-TZ
製版・印刷:本文はプロセス4C、表紙はプロセス4CにグロスPP加工
製本:あじろ綴じ並製

今回は「別冊太陽 渡辺省亭 花鳥画の絢爛」をご紹介いたします。

花鳥画の大家にして、洒脱な筆さばきで知られた渡辺省亭にスポットを当てた本書。画壇から離れ、ひとり自らの信じる道を歩んだ省亭は、いつしか日本美術史から忘れられた存在となっていましたが、その並外れた画技は、いまなお鮮烈に観る者を惹きつけ再評価されています。写実に長けた省亭の花鳥画が、数々の名作とともに紹介されており、生い立ちの紹介やコラム、作品解説など充実の内容です。

弊社ではプリンティングディレクターが平凡社ご担当者様と綿密な入稿会議を行い、全体的に見本に忠実かつ黄色味を抑えるよう製版、印刷を行いました。渡辺省亭の超絶技巧によるぼかしの再現、光のポイントとなる最明部は白を効かせて抜け良く明るく、また青をのせたスミ調のグレーには青味を加えるなどの点は特に配慮いたしました。

孤高の画家、渡辺省亭は近年再評価が進んでいる作家のひとりですが、今後もどんどん人気が高まっていきそうです。渡辺省亭の入門書として、ぜひお求めください。