須田一政写真集 GANKOTOSHI

著:須田一政

Art & Editorial Direction:Akio Nagasawa
Designer:Hiroshi Nakajima

発行:Akio Nagasawa Publishing
発行日:2019/9/13

判型:B5横変型判(200×210mm)
頁数:68p
製版・印刷:特スミ(スーパーブラック)+特グレー+超被膜グロスウェットニス、特スミ(スーパーブラック)、プロセス4C
用紙:ユーライトナチュラルF
製本:糸かがり上製本、題箋貼り、製函

今回ご紹介するのは、2019年刊行、写真家・須田一政氏の写真集『GANKOTOSHI』です。2019年3月に惜しまれながら逝去した須田氏が生前に望んだ、「眼」をテーマに纏められた写真集。

ある日、須田一政さんから、写真集に纏めたい作品群があるのだが相談に乗ってもらえないかとのご提案を頂いた。日々のスナップのなかで、街中にある眼の画像が気になってついつい撮ってしまう。自分でも何故それを撮っているのかは分からないのだが、出来上がったプリントを眺めてみると、やはりこれらには何かがあると密かに睨んでいる。だから、それらを一冊に纏め、このシリーズの輪郭をつけたいとのことであった。

実際のプリントを見るまでもなく、そのお話だけで十分であった。私は二つ返事で、是非展覧会を開催し、写真集を出版させて頂きたいとお答えした。

-発行人・長澤章生氏による『GANKOTOSHI』あとがきより抜粋

街で見かける、看板、サイン、ショーウィンドウ、ポスター、ロゴなどに、何とはなしに惹きつけられシャッターを切っていた須田氏が、70年代から2010年代までに撮りためたスナップ。写真集をめくるたびに「眼」が合ってしまい見つめられているような、なんだかそわそわと落ち着かない気持ちになります。須田氏の写真の魅力である「日常にひそむ非日常」がここにもあります。

この写真集の制作準備中に、須田氏は鬼籍に入られてしまいましたが、須田氏と親交の深い長澤章生氏のディレクションによって、その遺志は引き継がれ素晴らしい写真集となっています。こちらの写真集はAkio Nagasawa Publishing のオンラインショップにて販売中です。ぜひご覧ください。

GANKOTOSHI – 須田一政 | AKIO NAGASAWA

1940年東京都生まれ。62年に東京綜合写真専門学校を卒業。67年より寺山修司が主宰する演劇実験室「天井桟敷」の専属カメラマンとなる。71年よりフリーランスの写真家として活動を開始。76年、『風姿花伝』にて日本写真協会新人賞を受賞し、一躍注目を浴びる。 …