2019年8月吉日、建長寺「絹本淡彩蘭渓道隆像」の複製にあたり、東京印書館プリンティングディレクター高栁が現物校正に伺いました。(鎌倉国宝館)。
700年前(鎌倉時代)の国宝を複製するにあたって、初校と現物を比較しながら、補正をかけるポイントや色、階調をどのレベルで再現するかについて細部に渡り確認していきます。

数百年前の作品を複製するにあたっては、「どの時代の状態を再現するか」という点が重要になります。700年前の状態を再現するのか、あるいはある程度の経年も反映させるのか。現物を見ながら関係者、制作陣が仕上がりイメージを共有していきます。

複製は現在も制作中です!後日、完成までのエピソードを改めて紹介させて頂きたいと思います。ご期待下さい!