普及版 世界大博物図鑑 

著:荒俣宏

発行:平凡社
発行日:2021/2/25

判型:A5縦変型判(203×148mm)
頁数:572p(1巻)/532p(2巻)/376p(3巻)/444p(4巻)/456p(5巻)
製版・印刷:プロセス4C、スミ、特色3C(特緑ダブル+特黄)+グロスニス、カバーはグロスPP加工
用紙:ユーライト、b7トラネクスト、ジャンフェルト 白、雷鳥コートN、タント L-62、タント G-66、タント S-6、タント G-57、タント M-59
製本:あじろ綴じ並製本

今回は、荒俣宏氏著『普及版 世界大博物図鑑』をご紹介いたします。1980~90年代に刊行された荒俣宏氏の大著「世界大博物図鑑」シリーズ全7巻が、手に取りやすい縮刷版で復刊!

「第1巻・蟲類」は、昆虫のみならず、クモやムカデ、エビ・カニ類まで世界中の〈蟲〉が一堂にそろった〈蟲の百科全書〉。収録図版は1000点を超え、いずれも収集家垂涎の名品ばかり。

「第2巻・魚類」は、おなじみのコイやアユから、目撃例が一度しかない深海魚まで、魚の自然誌がもれなく記されています。ルナールによる世界最初の原色図譜ほか、貴重な図版を満載した驚天動地の一冊。

「第3巻・両性・爬虫類」は、カエル、ヘビから龍、ドラゴンにいたるまで、両生・爬虫類の博物誌を古今東西の文献から集大成しています。ゲスナー、セバなどの16~17世紀の貴重なカラー図版も収録されています。

「第4巻・鳥類」では、ダチョウからカラスまで、鳥の博物誌を詳しく、〈天界の生物〉の秘密が明かされています。グールドやルヴァイヤンなど博物学史上に燦然と輝く名著の図版を収録。

「第5巻・哺乳類」は、ヒトを筆頭にしてネズミからクジラまで、地球上のあらゆる哺乳類について語り尽くしています。シュレーバー、シンツなどの傑作図譜から、秀作ばかりを選りすぐって披露しています。

美しい貴重な図版の数々は、眺めているだけでも楽しいですが、博覧強記の荒俣氏執筆による、【名の由来】【博物誌】などの解説は読みごたえがあり、知的好奇心が刺激されます。ぜひご覧ください。