としょかんねずみ

文と絵:ダニエル・カーク

訳:わたなべてつた

ブックデザイン:井上萌

発行日:2012/1/15
発行:瑞雲舎

判型:A4縦変型判(266×215mm)
頁数:32頁
用紙:雷鳥マットコートZ、雷鳥コート
製版・印刷:プロセス4C(本文、表紙、カバー)、表紙、カバーはマットPP加工、バーコ印刷(カバー)
製本:糸かがり上製本

今回は瑞雲舎様刊行、ダニエル・カークさん著の大人気シリーズ絵本の第一弾「としょかんねずみ」をご紹介いたします。

サムは、図書館に住むねずみです。子どもの調べものコーナーのうしろの、小さな穴のなかで暮らしています。サムは、とにかく本を読むのが大好き。いろいろな本をたくさん読んで、とうとう素晴らしいことを思いつきました。「自分で本を書いてみよう!」書けば誰かに読んでもらいたいもの。

サムは、夜のうちにこっそり、自分の本を図書館の棚に並べてみました。するとその本を読んだ人たちは大絶讃!「この作家に会いたい」と言い出したから、さあたいへん。その時サムがとった行動とは…。本を読むこと、書くことの素晴らしさを伝える図書館ねずみサムシリーズ第1巻。

イラストはアメリカの作家の方独特の、リアルでメリハリのあるタッチで、サムの表情(特に目)がいきいきとしてとってもかわいいのでご注目ください。またこの絵本を読むと、お子さんたちもサムのように物語を自分で生み出す、想像と創造の意欲に掻き立てられること間違いなしです。

サムは「どうして にんげんたちが おはなしを かんがえたり、かいたりすることを むずかしいとおもうのか ふしぎでした。おもいきって かいてみれば、とても たのしいのに。」と思っているのですが、サムぐらいの自由な感覚で創作に取り組めたら、きっと大人もこどもも楽しいのではないでしょうか。

カバーのタイトル文字は、印刷物の表面に樹脂の粉を塗布し、熱処理をすることによってそれを透明な盛り上がりに変化させるバーコ印刷という技法を用いています。触っていただくと、文字がツルツル盛り上がっていますので、その手触りをお楽しみください。

この絵本は5巻まで出版され完結しています。その後のサムがどうなっているのか、気になるところですね。皆様もぜひサムのように、お子さまとご一緒に、「いままでだれも読んだことのないお話」をつくってみていただきたいです。