『Spectrum of Vivid Moments  その光に色を見る』

著 者:流 ⿇⼆果
定 価:4,400円(本体4,000円+税)
仕 様:A4変形 210x280mm 並製 120ページ
編 集・表 紙 デザイン:⼤代 理恵
アートディレクション:近藤 ⿇由
発売⽇:2022年4⽉15⽇
発⾏:東京印書館
ISBN 978-4-9912566-0-8

製版・印刷:プロセス4C、スミ1C、グロスニス
用紙:b7トラネクスト、淡クリームキンマリ、い織り プラチナホワイト

今回は、アーティスト流麻二果さんの作品集『Spectrum of Vivid Moments その光に色を見る』をご紹介いたします。

2021年にはニューヨークでの個展『In Between』(Miyako Yoshinaga Gallery)が、ニューヨークタイムスの「今週観るべき5選」に選ばれるなど、国外での活躍も目覚ましい流麻二果さんの近年の仕事を4つのテーマと共に振り返り、制作に対する思いやコンセプトを明らかにしたものです。

流さんと土金康子博士(クーパー・ユニオン大学、早稲田大学非常勤講師)とのインタビューに加え、新たな取り組みとなる日本における女性の生き方、作家としての生き方を歴史と共に見直していく『女性作家の色の跡』シリーズも掲載。

そのきっかけとなった2020 年の練馬区立美術館「再構築 Re Construction」のキュレーター真子みほ氏による寄稿も収録され、国内外での評価と取り組みが伝わる一冊です。

「色彩の作家」と呼ばれる流さんの多彩な絵画は鮮やかでありながら淡い色彩を持ち、透明感と陰影が重なり合う特有の質感を生み出しています。

流さんの作品は、絵の具の上で混ぜ合わせ予め作られた色ではなく、キャンバスの上で幾重にも重ねられ、鮮烈にして微妙な色彩を作り出します。

その色彩を再現するため、スミを弱くして濁りをはらい彩度を高く、製版、印刷いたしました。また色と色が重なり合う部分のディテールも留意して出しています。

流さんは、この作品集で次のように表明されています。

私は自然光のもとで絵を描く。
(中略)
そうした光を見つけ、受け止め、その光のもとに見えてくる多才な色を「生きている色」として描く。
現代の社会の中で見落とされがちな、身落ちしがちな大切なものに、一つ一つ丁寧に光を当てて可視化していく。

その光に色を見る。

この作品集をご覧いただければ、圧倒的な色の力を体感していただけるでしょう。

本作品集は、2022年4月22日(金)~5月29日(日)の期間、Pola Museam Annex(東京都中央区銀座)、9月に開催される高梁市成羽美術館(岡山県)での個展『Spectrum of Vivid Moments その光に色を見る』にて購入できます。

ぜひ足をお運びいただき、本作品集も併せてご覧ください。

ポーラ ミュージアム アネックス|POLA MUSEUM ANNEX 開催中の企画展

プロフィール 流 麻二果/Nagare Manika 東京都生まれ 1975年 大阪府生まれ 1997年 女子美術大学芸術学部絵画科洋画専攻卒 2001年 トーキョーワンダーウォール審査員長賞 2002年 文化庁新進芸術家在外研修員(NY 滞在) Frank Stella スタジオインターン 2004年 公益財団法人ポーラ美術振興財団在外研修員(NY・トルコ滞在) 2013年 学習院女子大学客員研究員 2018年 CS デザイン賞受賞(2020) 【主な個展】 2021年 「その光に色を見る/Spectrum of Vivid Moments」Pola Museum Annex、東京 / 高梁市成羽美術館、岡山 2020年 「In Between」Miyako Yoshinaga Gallery、NYC 2018年 「色を追う/Tracing the Colors」ポーラ美術館、神奈川 「色の足処/The Colors Have Gone Through」ユカ・ツルノ・ギャラリー、東京 2016年 「角ぐむ」ギャルリー東京ユマニテ、東京